寝室の窓が寒い!ベッドの位置で変わる?対策をプロが解説
✔ 寝室だけ、ほかの部屋より寒い気がする
✔ ベッドが窓の近くにあって、寝ているとひんやりする
✔ 朝起きると、寝室の窓が結露している
✔ この冬は、寒さで目が覚めない寝室にしたい
結論からお伝えすると、ベッドを窓から離すと冷たい空気は受けにくくなりますが、寝室そのものの寒さは窓を直さないと残ります。
北側の寒い部屋は寝室になっていることが多く、寝室の窓は2か所ほどなので、1部屋単位で直しやすい部屋です。
本記事は2026年10月時点の情報です。
寝室の窓が寒いのはなぜ?
日が当たりにくい北側の寒い部屋が、寝室になっていることが多いためです。
寒さに加えて、結露も起きやすくなります。
内窓のご相談で一番多いのはLDK(リビング・ダイニング・キッチン)ですね。
ただ、北側の寒い部屋が寝室になっている家は多く、「寝室が寒いから」という理由で内窓を付けるケースもあります。
北側の部屋は、寒さや結露が特に出やすいからだと考えられます。
家の中の熱は、どこから多く逃げるのでしょうか?
日本建材・住宅設備産業協会は、2025年12月に試算を公表しています。
それによると、断熱等性能等級4相当の戸建て住宅でも、冬に逃げる熱の41.2%が窓などの開口部からとされています。
昼間に日が入らない北側の寝室では、窓から逃げる熱を日差しで補いにくくなります。
ベッドの位置を変えるだけで、寒さは変わる?
ベッドを窓から離すと、窓から降りてくる冷たい空気は受けにくくなります。
ただ、部屋全体の寒さは変わらないので、根本の対策にはなりません。
窓の近くで寒く感じるのは、コールドドラフトがあるからです。
コールドドラフトとは、窓ガラスやサッシで冷やされた空気が、床へ流れ落ちる現象のことです。
ベッドが窓のすぐ横にあると、この冷たい空気の流れの中で寝ることになりますね。
ベッドを窓から少し離すだけでも、寝ている体に当たる冷気は減ります。
一方で、窓から熱が逃げ続けていることに変わりはなく、部屋の温度は下がったままです。
部屋が狭くてベッドを動かせない寝室も多いので、位置を変えるのは「今夜からできる工夫」くらいに考えておくのがよいでしょう。
今夜からできる、寝室の窓の寒さ対策は?
カーテンやロールスクリーンで窓の冷気をさえぎるのが手軽です。
特に、断熱性の高いハニカムロールスクリーンは、窓の寒さをやわらげる助けになります。
ハニカムロールスクリーンとは、断面が蜂の巣(ハニカム)のような形になっていて、中に空気の層ができるスクリーンです。
弊社でも、内窓を付けにくい窓のお客様には、カーテンやロールスクリーン、特にハニカムロールスクリーンのような断熱性の高いものをご提案してきました。
ただ、カーテンやスクリーンは、窓で冷えた空気を部屋に出にくくするものです。
1枚ガラスの窓や、すき間風のある窓の寒さまでは止めきれません。
毎晩寒さで目が覚めるような寝室なら、窓そのものを見直す時期かもしれません。
寝室の窓に内窓を付けるなら、何か所になる?
寝室1部屋の内窓は、窓2か所になることが多いです。
戸建ては腰窓と掃き出し窓、マンションは腰窓だけか、縦長の窓(テラス窓)がある形です。
内窓とは、今ある窓の部屋側にもう1つ窓を付けて、窓を二重にするものです。
寝室1部屋の工事でよくある窓の組み合わせを、住まいの形ごとにまとめてみました。
| 住まい | 寝室でよくある窓 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 戸建て | 腰窓と掃き出し窓の2か所 | 北側の寝室は寒さ・結露が出やすい |
| マンション | 腰窓だけ | 窓1か所で部屋が完結しやすい |
| マンション(縦長の窓がある) | 腰窓とテラス窓 | 内窓が部屋側に開くため、ベッドの位置に注意 |
寝室に窓が2か所あるなら、2か所とも内窓にするようご提案しています。
部屋を魔法瓶のように囲むイメージです。
断熱の弱い窓が1か所でも残ると、熱はそこから逃げやすくなります。
実際に、窓が複数ある部屋で「1か所だけ付けたい」というご相談もありました。
その場合も、部屋全体で付けたほうが効果が高いことをお伝えして、1部屋で完結する形をご提案しました。
1か所だけの工事もお受けできなくはありませんが、割高になることが多いのも理由の1つです。
👉 関連記事:エアコンが効かない部屋を内窓で改善!プロが教える断熱|練馬・板橋
マンションの縦長の窓(テラス窓)は、内窓に注意が要る?
注意が要ります。
縦長の窓に付ける内窓は部屋側に開く形になり、ベッドが窓の前にあると開けられなくなるためです。
マンションの寝室にある縦長の窓(テラス窓)は、背が高く寒いので、内窓のご相談を受けてきました。
ただ、この窓の内窓は、手前に引いて開ける内開きになります。
ベッドや家具が窓の前にあると、内窓を開けられません。
このことを知らない方は意外と多いです。
縦長の窓の内窓は、寒さには効いても、ベッドの位置によっては使い勝手が悪くなります。
そのため、ご相談のうえで結局付けないケースもあります。
その場合は、ハニカムロールスクリーンなど断熱性の高いスクリーンで寒さをやわらげる方法をお伝えしています。
寝室に縦長の窓があるなら、ベッドの位置と窓の開け閉めの関係を、現地調査のときに一緒に確かめるのが安心です。
寝室1部屋だけでも、補助金は使える?
寝室1部屋の内窓でも、国の先進的窓リノベ2026事業の補助金が使えることがあります。
ただし、1回の申請で補助額の合計が5万円以上になることが条件です。
環境省の事業サイトでは、補助額は、付ける窓の性能と大きさ、住宅の建て方に応じて、窓ごとに決まった額の合計とされています。
また、交付申請は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事が対象とされていました(2026年9月28日に確認)。
窓の大きさや数によっては、寝室1部屋だけだと5万円に届かないこともあります。
その場合は、リビングなどほかの部屋の窓と一緒に考えると、補助金が使える形になることがあります。
予算の状況により受付が早く終わることもあるので、早めに確かめておくと安心です。
👉 関連記事:東京・埼玉で窓の補助金を使うなら:先進的窓リノベと都・県の制度の手引き
寝室の寒さ、まずは1部屋から
寝室の寒さは、ベッドの位置やカーテンでやわらげられる部分と、窓を直さないと残る部分があります。
寝室は窓の数が少ないことが多いので、家じゅうではなく、まず寝室1部屋から始めるのも1つの方法です。
部屋ごとに窓をそろえて付けると、変化を感じやすくなります。
寒い寝室だと、夜の眠りも、朝の目覚めも変わってきますよね。
ベッドの位置を変えても寒さが残るなら、窓を見直す時期なのかもしれません。
寝室の窓の数やベッドの位置を教えていただければ、丸岡が直接、どの窓から直すとよいかをお答えします。
まだ工事を決めていない段階でも、大丈夫です。
出典
- 日本建材・住宅設備産業協会「住宅各部位における熱の出入り割合」(2025年12月公表/前提:断熱等性能等級4相当の戸建て住宅の試算/冬の開口部41.2%)
- 環境省「先進的窓リノベ2026事業」事業概要(補助額の決まり方・1申請あたり合計5万円以上/2026年9月28日に確認)
丸岡吾郎|株式会社Knot Insight 代表(https://www.knotinsight.jp/company/)
建設業許可:埼玉県知事許可(般-7)第079245号
先進的窓リノベ2026登録事業者/賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業者
対応エリア:東京都23区全域(板橋区・練馬区・新宿区ほか)/埼玉県全域(さいたま市・川口市・戸田市ほか)
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