【2026年8月更新】東京・埼玉の窓断熱リフォーム補助金|制度の違い・申請の順序・落とし穴をプロが解説
✔ 2026年の補助金は去年より減ったと聞いて、タイミングを逃したのではと不安
✔ 国・都・県・区の制度がいくつもあって、自分がどれを使えるのかわからない
✔ 申請の順番を間違えると補助金がゼロになると聞いたが、本当なのか
✔ AグレードとSグレードで何が変わるのか、そもそもグレードの意味がわからない
こうした疑問をお持ちの方は多いと思います。制度は確かに複雑ですが、押さえるべきポイントは3つだけです。
① Sグレード以上の製品を選ぶ ② 東京都は契約前に申請する ③ 併用できる制度を漏れなく使う
この3つを押さえれば、補助金で損することはありません。
みなさん、こんにちは。東京・埼玉県で建築と断熱のリフォームを手掛ける、株式会社Knot Insight(ノットインサイト)の丸岡です。
2026年度は、国の補助金は減額されました。一方で東京都は大幅に拡充しています。
埼玉県の上乗せ補助は予算終了しましたが、国の補助金だけでも十分に活用できます。
本記事では、2025年との違い・グレード選びの落とし穴・申請の順序・併用のルールまで、東京・埼玉の窓断熱補助金に関わる制度の仕組みを体系的に整理しました。
🔍 1. 2025年→2026年 何が変わったか
1-1. 年度比較表
まず、2025年と2026年の主な変更点を一覧で整理します。
| 比較項目 | 2025年度 | 2026年度 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 国「先進的窓リノベ」予算 | 1,350億円 | 1,125億円 | 予算圧縮 |
| 補助上限(1戸あたり) | 最大200万円 | 最大100万円 | 減額 |
| 対象サイズ | 大・中・小 | 特大(4.0㎡〜)・大・中・小 | 特大サイズ追加 |
| 対象となる建物 | 住宅のみ | 住宅・店舗・病院・学校等 | 非住宅への拡大 |
| 内窓Aグレード | 補助対象 | 原則対象外 | Sグレード必須化 |
| 補助単価(全体傾向) | 高水準 | 2025年比で約20%減 | 単価ダウン |
1-2. 国は減額、自治体は拡充という構造
国の支援は減りました。
一方で東京都のクールネット東京は補助単価を約1.5倍に拡充し、埼玉県は新たな上乗せ補助を創設しました(※埼玉県の上乗せ補助は7月末で予算終了。詳しくは4章で解説します)。
この「国の減額を自治体が補う」という構造を理解しておくと、制度全体の見通しがよくなります。
1-3. 「特大サイズ」新設の意味
2026年度から、4.0㎡以上の窓に「特大サイズ」の補助区分が新設されました。
「4.0㎡」は、高さ1.8m × 幅2.27mで約4.1㎡というイメージです。
マンションのリビング掃き出し窓や、古い戸建ての南面の大きな窓に該当することが多いサイズです。
こうした大きな窓をお持ちの方にとっては、2025年度よりも補助額がアップする可能性があります。
国の補助金は確かに減額されましたが、東京都の拡充分を加味すると、東京都にお住まいの方は2025年度と同等かそれ以上の補助を受けられるケースがあります。
重要なのは制度を正しく組み合わせることです。
💡 2. グレード選びで補助金額がこれだけ変わる
2-1. Aグレードを選ぶと補助金ゼロになる落とし穴
2026年度における最も大きな変更点が、内窓設置でAグレード(Uw値1.9以下)が補助対象外になったことです。
2025年まではAグレードでも補助金を受けられましたが、2026年度からはSグレード以上(Uw1.5以下)が必須となっています。
「少し安いから」とAグレードの製品を選ぶと、数万〜十数万円の補助金が一切受け取れず、結果的にSグレードを選んだ方が安かった、という逆転現象が起こります。
2-2. SグレードとSSグレードの補助金額を比較する
SSグレードはSグレードに比べて、1箇所あたり1.4万円〜6.4万円多く補助されます(特大サイズで差が最も大きくなります)。
製品価格はSSのほうが高くなりますが、補助額も上がるため、実質的な持ち出しの差は見た目の価格差ほど大きくありません。
2-3. SSグレードという選択肢
コストパフォーマンスを重視するならSグレードが基本です。
ただし、すべての窓を同じグレードにする必要はありません。
「西日が特に強い窓だけSSグレードにする」「騒音が気になる部屋だけSSグレードにする」など、気になる箇所だけ性能を上げるという選び方も合理的です。
見積書に「内窓一式」としか書かれていない場合、どのグレードで計算されているかわかりません。
弊社では見積書にグレードを必ず明記しています。
他社様の見積もりを取られている場合も、製品がSグレード以上かどうかを確認されることをおすすめします。
🏙️ 3. 東京都(クールネット東京)──契約前申請とスケジュール管理
東京都にお住まいの方は、東京都「既存住宅における省エネ改修促進事業」(クールネット東京)を国の補助金と併用できます。
3-1. 2026年度は約1.5倍に増額
高断熱窓の助成単価が従来の1/3相当から1/2相当へ引き上げられました。
実質的な補助額が約1.5倍になっています。上限額は戸建て1戸あたり200万円(断熱防犯窓は300万円)。
窓の助成サイズにも「特大」が追加され、国の制度と合わせて特大窓への対応が拡充されています。
3-2. 「契約前申請」が絶対条件
東京都の補助金で最大の落とし穴が、申請の順序です。
工事の契約前、かつ着工前に「事前申込」を行う必要があります。
「事前審査」に通れば、その時点で契約・着工が可能です(最終的な「交付決定」は工事完了後になります)。
すでに業者と契約済みだったり、工事が始まっていると、都の補助金は1円も受け取れません。
事前申込を忘れずに行うことが成否を分けます。
3-3. スケジュール逆算の具体例
「いつまでに動けば間に合うのか」をイメージしていただくために、2つのパターンでスケジュール例を示します。
(商品値上がり前の秋のうちに工事を終わらせたい場合)
8月中旬〜9月初旬:現地調査・見積り
9月中旬:工事発注・都の事前申請
10月〜:工事開始
(年内に工事を終わらせたい場合)
9月中旬〜10月:現地調査・見積り
10月中:工事発注・都の事前申請
11月〜12月:工事開始
交付決定通知が出るまで待つ必要はありません。
都の事前申込後、数日で行われる「事前審査」に通れば、その時点で契約・着工を進めることができます。
最終的な交付決定通知は後日届きますので、スケジュールへの影響は最小限です。
🏞️ 4. 埼玉県──上乗せ補助は終了、国の補助は継続中
2026年度に新設された「埼玉県窓断熱リフォーム支援事業」は、2026年7月末をもって予算が終了しました。
4-1. 約2ヶ月で1.5億円の予算が尽きた
5月に受付が開始され、約2ヶ月で予算1.5億円が消化されました。
全国的にも珍しい県レベルの窓断熱専用補助だっただけに、需要の大きさを示す結果となりました。
4-2. 国の補助金は引き続き使えます
県の上乗せは終了しましたが、国の「先進的窓リノベ2026」は予算上限に達するまで継続中です。
埼玉県にお住まいの方でも、国の補助金だけで費用を抑えてリフォームすることは十分に可能です。
👉 関連記事:【2026年8月更新】埼玉の窓断熱補助金|県の上乗せ終了後、今できること
「まだ使える」と誤解されたままご相談いただくケースがあります。
弊社では制度の最新状況を常に確認し、使えるもの・使えなくなったものを正直にお伝えした上で、今できる最善のプランをご提案しています。
🧩 5. 併用のルール──何と何が重ねられるか
補助金は複数の制度を重ねて使える場合がありますが、組み合わせにはルールがあります。
ここを正しく理解しておくことで、取りこぼしを防げます。
5-1. 基本ルール
・国の補助金 + 東京都の補助金 → 併用OK
・国の補助金 + 埼玉県の補助金 → 併用OK(※県の上乗せは予算終了)
・国 + 都 + 区市町村 → 区市町村の制度次第で併用可能な場合あり
5-2. 区市町村の独自補助は自治体ごとに条件が異なる
たとえば練馬区には「カーボンニュートラル化設備設置補助金」があり、国+都+区のトリプル併用が可能です
。一方で、板橋区には現時点で窓リフォーム向けの区独自補助がありません。
お住まいの市区町村に独自の補助金制度があるかどうかは、現地調査の際に弊社がお調べいたします。
5-3. 申請の順序に注意
東京都の場合は「契約前の事前申込 → 交付決定 → 契約・着工」という順序が必須です(3章で詳しく解説しています)。
埼玉県の場合は「国の交付決定を先に受けてから県に申請」という流れでした。
順序を1つ間違えるだけで、補助金が一切受け取れなくなる可能性があります。
5-4. 玄関ドアの落とし穴──単体では補助金が出ません
意外と知られていないのが、玄関ドア単体の交換は先進的窓リノベの補助対象外だという点です。
ただし、窓の断熱工事と同一契約で玄関ドアも交換する場合は、玄関ドアも補助対象に含めることができます。
つまり「いずれ玄関ドアも替えたい」と考えている方は、窓工事と同じタイミングでまとめて実施することで、玄関ドアにも補助金が使えるようになります。
逆に、先に玄関ドアだけ済ませてしまうと、後から遡って補助金を申請することはできません。
👉 関連記事:LIXIL対YKK AP!内窓・玄関ドア徹底比較|東京・埼玉
併用の可否や申請順序は、制度が変わるたびに細かく変わります。
書類作成から写真撮影、電子申請まで、煩雑な手続きはすべて弊社で責任を持って代行いたします。
お客様にお願いするのは、本人確認書類の提出と同意書へのサインのみです。
なお、工事後にひと夏の冷房費がどれくらい下がるかは、Web上でその場でご確認いただけます。
→ ひと夏の冷房費、いくら減る?|窓断熱の無料シミュレーション
❓ 6. よくあるご質問
Q1. 申請は自分でやる必要がありますか?
A. 施工業者が代行するケースが多いです。
弊社の場合、お客様にお願いするのは本人確認書類の提出と同意書へのサインのみです。
ただし、東京都の事前申込や埼玉県の交付決定など、順序を間違えると補助対象外になります。
各制度に精通した業者を選ぶことが大切です。
Q2. 補助金はいつ手元に振り込まれますか?
A. 工事完了・実績報告から、国の補助金は2〜3ヶ月後、都・県の補助金は別途1〜2ヶ月後に指定口座へ振り込まれるのが一般的です。
「忘れた頃に戻ってくる」感覚で考えておくのが現実的です。
Q3. Sグレードで十分ですか?SSグレードにすべきケースはありますか?
A. コストパフォーマンス重視ならSグレードが基本です。
ただし西日が強い窓、交通量の多い道路に面した窓、騒音が気になるお部屋など、特に気になる場所だけSSグレードにするという選び方も合理的です。
SSは補助金額もSより高いため、実質的な持ち出しの差は製品価格差ほど大きくありません。
Q4. マンションでも補助金は使えますか?
A. 使えます。管理組合への事前確認は必要ですが、内窓設置は専有部分の工事として実施可能です。
弊社でも板橋区のSRC造マンションで内窓5箇所の施工を行い、国+都のダブル補助金で補助率95%を達成した実績があります。
✍️ 結び|制度を正しく使って、補助金を最大化する
2026年度の窓断熱リフォーム補助金は、制度が複雑に見えますが、押さえるべきポイントは3つです。
- Sグレード以上の製品を選ぶ(Aグレードは補助金ゼロ)
- 東京都は契約前に事前申込する(順序を間違えると補助金ゼロ)
- 国+都(+区市町村)の併用で、補助額を最大化する
「うちの場合、どの制度が使えて、いくら戻ってくるのか」——そこが気になる方は、現地調査の際に弊社が個別にシミュレーションいたします。
◎ 窓だけ見ない、住まい全体を見る
建設業許可と宅建士の視点で、窓断熱だけでなく、内装・外装・水回りといった住まい全般のご相談にも対応可能です。
代表が直接現地調査にお伺いし、窓だけでなく周辺の壁・床・建具の状態も含めて総合的に拝見した上で、ご家族の暮らし方に合った最適なプランをご提案いたします。
◎ 国・都・県の補助金申請は、煩雑な手続きを含めて弊社が対応
東京都の事前申込、埼玉県の交付決定など、申請のタイミングを1日でも誤ると補助金がゼロになるシビアな世界です。
書類作成から写真撮影、電子申請まで、煩雑な手続きは弊社で責任を持って代行いたします。
お客様にしていただくのは、サインだけです。
「うちの場合、いくら戻ってくるの?」「自分のエリアで使える補助金は?」——そんな素朴なご質問で構いません。現場を知るプロが、誠実にお答えします。
「うちの場合は?」という1〜2行のメッセージからどうぞ。
丸岡吾郎|株式会社Knot Insight 代表(https://www.knotinsight.jp/company/)
建設業許可:埼玉県知事許可(般-7)第079245号
先進的窓リノベ2026登録事業者/賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業者
対応エリア:東京都23区全域(板橋区・練馬区・新宿区ほか)/埼玉県全域(さいたま市・川口市・戸田市ほか)
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